【視点】ロシア統一地方選挙に関する一考察

2019/09/11 09:06
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2019年9月8日投開票の「統一地方選挙」がロシア全土で実施された。
今回のロシアの「統一地方選挙」では、ロシア連邦を構成する16の州や共和国等の連邦構成体の知事や首長をはじめとする地方政府・地方議会の「首長」・「議員」の選挙が行われた。
選挙の結果、連邦構成体の州・共和国等の16の首長選においてすべてにおいて、プーチン政権が任命した知事代行(現職)や政権与党・統一ロシアが過半数を超える票を獲得して、勝利した。
モスクワ市議会選挙において政権与党・統一ロシアは選挙前の議席(定数45議席、統一ロシア35議席)を減らした(統一ロシア・モスクワ支部長が落選したことでもわかるように政権与党・統一ロシアにとって厳しい選挙だったことがわかる)ものの約25議席の獲得し、過半数を確保した。
統一ロシアの党首であるメドベージェフ首相は今回の統一地方選挙において統一ロシアはロシアの主導的政治勢力の立場を守ったとして、2019年9月8日夜に勝利宣言を発した。
だが、今回の統一地方選挙全体では、

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