ここ数年、「地球は球体ではなく平面である。」と言うThe Flat Earth Theory地球平面説が静かに広がっている事を、前回ヨタ話でも紹介させて貰った。その詳細を読むと、「重力は存在しない。」や「太陽と月は同じ大きさで、直径52km程の人工照明みたいな存在だ。」、「南極大陸は存在せず、ただ氷の壁になっている。」、「NASAの発表する宇宙の写真などは全て加工された捏造だ。実際には宇宙は存在しない。」などと言う論説が展開される。どうもこの説を信じる人達は、この地球は巨大な知的生命体が作り上げた人工的な、そして箱庭のような存在だと主張したいようだ。 この言説を頭から非科学的と斬って捨てるのは簡単だ。確かに、俄に信じられるようなものではない。しかしながら、何故その言説が生じるのか、その背景を探る事は重要だろう。写真撮影以外で地球が球体であると言う傍証に、北半球と南半球で観測される星が異なる事や、緯度によって北極星や南十字星の高度が変わる事などがある。だがそれらを説明したとしても、この平面説を信じている人達は頑なに否定するだろう。驚く事に、平面説支持者の中には航空機パイロットや物理学者なども含まれている。その頑なな考えの背景には何があるのだろうか?
この記事は会員限定です。サイトにログインが必要となります。
ここ数年、「地球は球体ではなく平面である。」と言うThe Flat Earth Theory地球平面説が静かに広がっている事を、前回ヨタ話でも紹介させて貰った。その詳細を読むと、「重力は存在しない。」や「太陽と月は同じ大きさで、直径52km程の人工照明みたいな存在だ。」、「南極大陸は存在せず、ただ氷の壁になっている。」、「NASAの発表する宇宙の写真などは全て加工された捏造だ。実際には宇宙は存在しない。」などと言う論説が展開される。どうもこの説を信じる人達は、この地球は巨大な知的生命体が作り上げた人工的な、そして箱庭のような存在だと主張したいようだ。
この言説を頭から非科学的と斬って捨てるのは簡単だ。確かに、俄に信じられるようなものではない。しかしながら、何故その言説が生じるのか、その背景を探る事は重要だろう。写真撮影以外で地球が球体であると言う傍証に、北半球と南半球で観測される星が異なる事や、緯度によって北極星や南十字星の高度が変わる事などがある。だがそれらを説明したとしても、この平面説を信じている人達は頑なに否定するだろう。驚く事に、平面説支持者の中には航空機パイロットや物理学者なども含まれている。その頑なな考えの背景には何があるのだろうか?