20年前にZARDの坂井泉が唄った「揺れる思い」。いまこれを体じゅうで感じ、震えているのは三栄建築設計のメインバンク・三井住友銀行の担当者であろう。 本サイトが昨年10月に暴力団との密接交際をスクープしたが、現在もまだ揺れに揺れているのだ。 三栄建築は今年6月20日、東京都公安委員会から「暴力団排除条例に基づき、利益供与をやめるよう」勧告された。その後、7月13日に発表するはずだった2023年8月期の第三四半期決算(22年9月〜23年5月)を8月15日に延期。時間 稼ぎに入った。 というのは、暴力団に暴力団に資金提供していた同社創業者の小池信三氏は、昨年11月に社長を辞任したとはいいながら約49%を保有する筆頭株主である。このままでは「上場廃止」は免れないうえに、取引先金融機関としても「融資引き上げ」を考えざるを得ない。融資資金が反社会的勢力に流れる可能性があるからだ。 そこで7月に実施されたバンクミーティングではメインバンクの三井住友銀行から、「今期決算が締まる8月末までに小池氏保有の49%株式の譲渡先を決める」との提示があり、金融機関が「では様子を見よう」となった。 その譲渡先とは……。
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20年前にZARDの坂井泉が唄った「揺れる思い」。いまこれを体じゅうで感じ、震えているのは三栄建築設計のメインバンク・三井住友銀行の担当者であろう。
本サイトが昨年10月に暴力団との密接交際をスクープしたが、現在もまだ揺れに揺れているのだ。
三栄建築は今年6月20日、東京都公安委員会から「暴力団排除条例に基づき、利益供与をやめるよう」勧告された。その後、7月13日に発表するはずだった2023年8月期の第三四半期決算(22年9月〜23年5月)を8月15日に延期。時間
稼ぎに入った。
というのは、暴力団に暴力団に資金提供していた同社創業者の小池信三氏は、昨年11月に社長を辞任したとはいいながら約49%を保有する筆頭株主である。このままでは「上場廃止」は免れないうえに、取引先金融機関としても「融資引き上げ」を考えざるを得ない。融資資金が反社会的勢力に流れる可能性があるからだ。
そこで7月に実施されたバンクミーティングではメインバンクの三井住友銀行から、「今期決算が締まる8月末までに小池氏保有の49%株式の譲渡先を決める」との提示があり、金融機関が「では様子を見よう」となった。
その譲渡先とは……。