柔道整復師の問題点〜制度のおかしさ

2010/08/05 20:23
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<鍼灸院経営者さんより>柔道整復という技術はマッサージは出来ませんし、鍼のような異物を体内に入れる事もできません。整形外科のさわり程度の「包帯」での固定による、骨折治療法などがメインなのですが、昔、医師にかかれなかった人が多かった時代に町の「骨接ぎ師=柔道整復師」を頼った事など、ニッチ的に過去にそういった需要が求められていた=整形外科の手前的な事のみしか出来ません。
 
 実際の治療は超音波や遠赤外線を当てて、湿布などを取り替える程度です。知識が豊富な先生が多いのですが、現実的な「除痛」「抑痛」というアプローチは鍼灸には
及ばないのが実情です。昔は柔道整復師はレントゲンを撮る事が許可されていましたが、今はそれも出来ませんので、結局、骨折の疑いのある方は整形外科に行ってしまい、結果、柔道整復師のところに行くのは慢性的な痛みをもった、あまりお金を自由に使えない環境の方々です。
 
 でも、冷静に考えれば、保険適用だからといって、組合や自治体におさめている金額やら、毎日支払う治療費(柔道整復は毎日通わせるのが特徴)を計算しましたら、患者さんは、年間、結構な額を支払っているんですけどね。一瞬お財布から出る金額が1000円程度なので、負担感が少ないのでしょう。
 
 ところで、

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