【Tの視点】バチカンの動きに関する一考察(拙稿「バチカンと中国の動きに関する一考察」補論)

2018/10/15 12:35
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2018年10月14日、台湾の蔡英文総統の特使として敬虔なカソリック教徒である「陳建仁」副総統がバチカンを訪問し、フランシスコ教皇と面談した。
そこで陳建仁副総統はフランシスコ教皇に対して台湾訪問を要請したのである。
2018年9月22日にバチカンは中国と中国北京で行われていた司教の任命に関する協議に関し、「暫定的な合意」にいたった(合意文書の署名も行われた)ことを発表した。
バチカンと中国との間で問題となっていた高位聖職者・司教の任命権を巡る問題で、バチカンが「暫定合意」した。
台湾と外交関係のある欧州で唯一の国である「バチカン」のこの動きに関して台湾・中華民国は、「バチカンが中国と国交正常化して台湾と断交するのではないか?」との危機感を募らせていた。
台湾の蔡英文総統の特使と

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