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2025/03/31 03:11
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今一度「明治維新」なるものを考える
〜見えざる支配者〜

このニッポン低国の有史以来、幾つかの国家転覆或いは未遂がある。平安時代前期、常陸國及び下総國を根城とした平新皇将門公による関東独立があった。約9ヶ月ではあったものの、国内に政権が並び立つ事態となった。平安時代後期に平清盛による初の武家政権誕生により、公家政治は終焉した。ある種の国家転覆とも言える変化であった。時代が下り戦国時代中期には、史上初の下剋上により「天下人」となった細川家臣三好長慶が、阿波國から畿内を制圧した。それまで、幕府や管領以外の畿内制圧はなかった。三好長慶は地味だが、織田信長より先に戦国時代初の天下人である。これにより室町幕府は事実上瓦解した。江戸時代初期に、島原の乱と言う国家転覆未遂の騒乱もあった。これら、いずれの事態も、外国勢力の本格的介入は無かった。

日本史上、最も恥辱に満ちた国家転覆とは、これ即ち「明治維新」として知られている「薩長土肥による明治クーデター」であろう。英国の武力を背景とした、最低最悪を超えた、正に売国の極みとも言うべき国家転覆劇であった。

司馬遼太郎氏の小説を史実だと思っている向きには、何を言っても無駄かもしれないが、幕末当時の言葉である「御一新」とは、英国の経済力及び武器調達能力を背景とした、外国傀儡勢力による国家転覆であり、現代に続くニッポン低国の有様の根源である。

幕末の人気者である「坂本龍馬」等、実在したとしても、その「史実」は架空に近い。単に土佐國山内家下士であり、商売によって裕福だったゴロツキの類いに過ぎない。「吉田松陰」等、幕府が全くその存在すら知る必要も無い小者であった。

寧ろ、不当に貶められている幕臣小栗上野介忠順公や川路聖謨公、榎本武揚公等の方が遙かに英雄と言える事績を持っている。ちなみに、リベラル全体主義勢力の一員なのか、或いは知らずに加担しているのか分からない、天下のNHKによる再来年の大河ドラマ主人公は小栗上野介忠順公である。天下のNHKとも思えない大英断である。どの様なドラマになるかわからないが、幕末の真の英雄たる小栗上野介忠順公を知る一助となるだろう。日米為替協定交渉や横須賀製鉄所建設、近代陸軍の創設等、その功績は計り知れない。単なる人殺しやゆすりたかりの類いである「勤皇の志士」などとか言うゴミクズとは、人間として全く違う世界に住む英雄である。

司馬遼太郎氏の小説世界である「明治維新」が、何故「史実」として信じられているかはわからない。だが、天皇崇拝者が、何故御所を砲撃した長門藩毛利家を支持するのか、全く理解に苦しむ。また、薩長土肥の面々は基本的に単なる粗暴犯の類いであり、「人斬り」や「御用盗」等、評価にも価しない犯罪者集団である。京都の治安を守っていたのは、會津藩松平家や桑名藩松平家である。見廻り組や新撰組を使って、日々ゴロツキ共を捕縛する事で、何とか京都を守っていた。評価すべき対象を、現代ニッポン低国民は大きく誤っている。京都で殺人や強盗を行う者共が、司馬遼太郎氏の小説世界に於いては、何故「勤皇の志士」となるのだろうか?不可解極まりない。

薩長土肥クーデター軍は主に百姓やゴロツキで構成され、各地で乱暴狼藉の限りを尽くした。このゴロツキ共に、英国は米国南北戦争で使われた兵器をクーデター軍に引き渡した。当時の最新兵器であった。クーデター軍の装備は非常に良く、その経済力以上の軍服や兵糧を持っていた。この時点で、クーデター軍が誰に操縦されていたのかを気付かなければ、余程の無能か司馬遼太郎氏の小説を信じ切っている宗教のようなものだろう。

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