先月23日、社団法人音楽著作権者協会(以下JASRAC)が“私的独占”による独占禁止法違反容疑で、公正取引委員会の立入検査を受けたニュースは記憶に新しいところ。 これまで独占状態だった音楽著作権利権の巣窟に風穴をあける出来事か、という論調での報道が多かったためそういう視点でこの事件をとらえている方も多いだろう。 しかし、いくら公正取引委員会がちょっかいを出そうとも、JASRACの独占状態は事実上変わらない。今回はその利権の秘密について触れようと思う。
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先月23日、社団法人音楽著作権者協会(以下JASRAC)が“私的独占”による独占禁止法違反容疑で、公正取引委員会の立入検査を受けたニュースは記憶に新しいところ。
これまで独占状態だった音楽著作権利権の巣窟に風穴をあける出来事か、という論調での報道が多かったためそういう視点でこの事件をとらえている方も多いだろう。
しかし、いくら公正取引委員会がちょっかいを出そうとも、JASRACの独占状態は事実上変わらない。今回はその利権の秘密について触れようと思う。