【文責:下田全通(しもだとおる)】 東京でけっこうな長い期間過ごして上京し立ての「食」の驚きを回想した、とても珍しい夕食時であった。上京して、まず、食堂で飲んだ「水」のまずさと、その、「水」でつくった味噌汁のまずさは「まずかった 」と言うことだけを覚えていて、どういう味だったのかは、 同じものを飲んでも、こちらに住み慣れてからは なれもあるが、体が元気であればあるほど、そういうものには鈍感になり、元気とともにいずる「欲」 により、「うまさ」の影に隠れてしまい、過ぎ行く 日常の中でほとんど意識もすることはなくなり体自体の感覚から忘れ去られてしまっていた。
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【文責:下田全通(しもだとおる)】
東京でけっこうな長い期間過ごして上京し立ての「食」の驚きを回想した、とても珍しい夕食時であった。上京して、まず、食堂で飲んだ「水」のまずさと、その、「水」でつくった味噌汁のまずさは「まずかった 」と言うことだけを覚えていて、どういう味だったのかは、 同じものを飲んでも、こちらに住み慣れてからは なれもあるが、体が元気であればあるほど、そういうものには鈍感になり、元気とともにいずる「欲」 により、「うまさ」の影に隠れてしまい、過ぎ行く 日常の中でほとんど意識もすることはなくなり体自体の感覚から忘れ去られてしまっていた。