日本人に合う飲み物について考える

2023/11/11 02:40
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食べ物は住んでいる国によって、人種によって、
身体に合わないものがあります。
元来食べて来なかったものを急に食べたところで
消化することが出来ずに
すぐに体外に排出されてしまうのが関の山です。

人は食べていなかったものを急に食べることは出来ません。
食した歴史が長ければ、
その食べ物を消化する機能が高まって身体に合う様になる訳です。

ならば飲み物はどうでしょうか?

液体である為、消化は非常にしやすくはありますが
身体に合う合わないは同様でしょう。
つまり飲んだ歴史が長いほど身体に合うという事です。

それでは私たち日本人に合う飲み物とは何でしょうか?
今現在の日本で主に飲まれている飲料、
これまで飲まれてきた飲料の歴史から考えて見ましょう。

コーヒー。
今現在の日本人が主に飲んでいる飲料のひとつです。
日本人がコーヒーを飲み始めたのは明治時代からですが、
実際に日本全体でコーヒーが普及したのは
高度経済成長期以降といって間違いないでしょう。
つまりパン、フライ、牛と同様ということです。

飲んだ歴史は浅いにも関わらず、
町を歩けば何処もかしこもコーヒー喫茶店だらけ。
日本人は今やそのほとんどがコーヒー中毒と言っても過言ではないでしょう。
コーヒーには大量のカフェインが入っています。
この中毒性物質によって私たちはすべからずコーヒー中毒にさせられている訳です。

コーヒー自体には砂糖甘味料添加物の塊である清涼飲料水の様な毒性はありません。
むしろ健康に良いとされています。
豆の煮だし汁である為、豆の栄養で体力を回復させる効果もあります。

ですがに中毒性の高いものが人に良い筈がありません。
自分の意志とは関係なく飲ませられ続けてしまう、
そしてコーヒーが無いと落ち着かなくなってしまう、
これは麻薬の中毒症状と同じでは無いですか?
この状態が良い訳がないのです。

そして人の心と身体は繋がっています。
コーヒー無くては落ち着かない心を宿した身体が
果たして健康的と言えるのでしょうか?
その不安定な心が身体に何らかの悪影響を及ぼすのでは…?
著者は疑問を呈します。

そしてコーヒーとは所詮、
ガイコクガイジンによって作られる
ガイコクガイジンが儲かる為の飲み物です。
中毒にさせられて彼等の言い値で買わされ続ける様なシロモノは
日本にとってはマイナスでしかないでしょう。
これは誰がどう言い繕うとも紛れもない事実です。

ココア。
日本人全体で飲まれる様になったのは
コーヒーと同じく高度経済成長期です。
かつては一大ブームを巻き起こした飲料ではありますが、
今では余り飲まれていません。
こちらはコーヒーよりカフェインが少なく、
緑茶よりも少ない為に中毒性は限りなく低いです。
そしてコーヒーよりも多くの栄養素が含まれています。
コーヒーに比べて遙かに優れた飲み物であり、
著者としては西洋飲料ならコーヒーよりもこちらをオススメします。
ちなみに私は身体の調子が優れない時は、
無糖ココアを栄養飲料として多めに飲む様にしています。

ですが所詮ココアもコーヒー同様に、
ガイコクガイジンによって作られる
ガイコクガイジンが儲かる為の飲み物です。
ですから…飲み物として優れていても、
何だか悔しいんですよね。(苦笑)
国産でココアを作ることが出来れば良いのですけれど。

お茶。
日本人に主に飲まれている飲み物の一つです。
中でも緑茶の消費が圧倒的に高く、
麦茶、ほうじ茶、紅茶などの他のお茶は大きく溝を空けられています。
日本人にとっての標準的なお茶は緑茶ということになります。

緑茶は日本人が昔から飲んでいる印象があると思います。
ですが実際はそうでも無かったりします。
お茶は古代では支配者層のみしか飲めない輸入モノの高級品でした。
一般的に普及し出したのは国内で緑茶の大規模栽培が始まった江戸時代から、
完全に普及したのは大正から昭和初期です。
つまりお茶が飲まれた歴史は相当に浅かったりします。
コーヒー、ココア、牛乳といった西洋飲料と比べても、
実は半世紀程度早い程度の差でしか無いのです。

お茶にはカフェインが入っています。
コーヒーより少なく中毒性は低めです。
ですが水替わりに飲むというなら、
やはり中毒性のあるものは良くないと言わざるを得ませんね。

牛乳。
コーヒーやお茶といった
日本人に主に飲まれている飲料と比較すれば飲料率は落ちますが、
それでもその他の飲料を上回る飲料率を持ちます。
日本人全体で飲まれる様になったのは高度経済成長期です。
しかし牛乳については先日著者が述べた通りです。
お腹を壊しやすい飲み物が日本人に合っている訳がありません。

ジュース、清涼飲料水。
日本人全体で飲まれる様になったのは高度経済成長期です。
砂糖、他の糖類、甘味料、添加物の塊であるこの飲み物については
著者は今更何も申し上げることはありません。
子供や若者がコーラのボトルを抱えて歩いているのを見かけると、
哀れみの感情が沸き起こるのを禁じ得ません。
死にたくなければ今すぐにでも窓から投げ捨てる事です。

水。
只の水と侮ってはいけません、
これこそが日本人が古来から今に至るまで主に飲んでいる飲み物なのです。
結局のところ…
日本人はその歴史上ほとんどの時期を
水という飲料のみを飲んで来たという事です。
正確に言うと水を一度沸かした「白湯」を飲んでいました。
今は上水道が完備されていますから冷水のままでも問題ありませんが、
昔は衛生上の問題から一度沸騰させる必要が有ったからです。

白湯の効果は消化機能の向上。
身体の中の老廃物の浄化機能の向上。
内臓器機の向上。
つまり自己回復力の向上です。

古来の日本では自己回復力が全ての病を治す方法でした。
医療が発達した現代においても何の副作用も無い自己回復こそが、
人の最も優れた治療方法であることは変わらないでしょう。
自己回復力を高めることで
病院に掛かる事の無い健康的な身体を保ち続けることが、
現代の医療技術の何よりにも勝ります。

私たちは今一度、日本人の基本に立ち戻って…
飲み物は「白湯」を主として飲んでは如何でしょうか?

著者は砂糖甘味料添加物の塊である
ジュースや清涼飲料水で無い限り、
お茶やコーヒーといった飲料を飲むこと自体を否定はしません。
時にはそういう嗜好品を飲みたいという事もあるでしょう。
つまりこういうことです。
今の貴方がお茶やコーヒーが主な飲み物だったのなら、
白湯を主に飲む飲料にして、
お茶やコーヒーを時々飲む飲料とするのです。

白湯は水道水を沸騰させるだけで簡単に作ることが出来ます。
敷居は極めて低く、何のリスクもありません。
とりあえずしばらくの間、試して見ては如何でしょうか?

2024-12-04 17:44:05

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